【短】愛鍵。
道歩く人の視線が当たっているけど、気にならなかった。
ただ、目の前の大好きな人のぬくもりを感じていたかった。
「紗代・・・」
優しく名前を呼ばれると体が離れた。
『まこちゃん』
今は、離れたくないよ。
今日は学校サボってもいいから一緒にいたい。
そんなあたしの気持ちに気づいたのか、まこちゃんはニッと口端を上げて笑い、あたしの頭を乱暴になでた。
『ちょっ・・・何!?』
少しふざけていると思っていたまこちゃんは、ふざけてなくて真剣な表情だった。
あたしの頭にのっていたまこちゃんの手がおでこの前髪を上げてあたしのおでこに寒い風が当たった。
そして、まこちゃんの唇が当たった。
『・・・まこちゃ』
「いってらっしゃい」
あたしがおでこに手をあてて顔を赤くしているとそれを見てまこちゃんが声を上げて笑った。
「後で話そう。今日はバイト行かないから」
『えっ!いいよっ。今日は久しぶりに夕飯つくってあげる!』
ただ、目の前の大好きな人のぬくもりを感じていたかった。
「紗代・・・」
優しく名前を呼ばれると体が離れた。
『まこちゃん』
今は、離れたくないよ。
今日は学校サボってもいいから一緒にいたい。
そんなあたしの気持ちに気づいたのか、まこちゃんはニッと口端を上げて笑い、あたしの頭を乱暴になでた。
『ちょっ・・・何!?』
少しふざけていると思っていたまこちゃんは、ふざけてなくて真剣な表情だった。
あたしの頭にのっていたまこちゃんの手がおでこの前髪を上げてあたしのおでこに寒い風が当たった。
そして、まこちゃんの唇が当たった。
『・・・まこちゃ』
「いってらっしゃい」
あたしがおでこに手をあてて顔を赤くしているとそれを見てまこちゃんが声を上げて笑った。
「後で話そう。今日はバイト行かないから」
『えっ!いいよっ。今日は久しぶりに夕飯つくってあげる!』