【短】愛鍵。
今ではすこし懐かしく感じるスーパーに足を運んだ。
店の中は前とは変わっていなくて、まるで気まずかった数日間がなかったかのように。
あたしはいつもどおり、夕飯のメニューを作っていた。
『今日はオムライスにしよう』
ふふ、と笑えて来た。
そういえば初めてまこちゃんの夕飯を作った日、スーパーで材料を探しているとき『まるで奥さんみたいだな』と思えてちょっと嬉しかったのを思い出した。
・・・懐かしいな。
オムライスはまこちゃんの大好物。
「うまい!」と言って喜んで頬張ってくれるまこちゃんの姿を思い浮かべてまたふふ、と笑ってしまった。
久しぶりの道を歩いた。
スキップするような気分で。
寒くてかじかんだ手のひらの中には合鍵。
まるで魔法のアイテムみたい。
合鍵を持っている所がとても熱く感じた。
まこちゃんの魔法、とか?
「何にやけてんだよ」
急に聞こえた聞こえてくるはずのない声にドキリとした。
『まこちゃん、何で!?』
だって、今はまだバイトの時間だよ・・・?
店の中は前とは変わっていなくて、まるで気まずかった数日間がなかったかのように。
あたしはいつもどおり、夕飯のメニューを作っていた。
『今日はオムライスにしよう』
ふふ、と笑えて来た。
そういえば初めてまこちゃんの夕飯を作った日、スーパーで材料を探しているとき『まるで奥さんみたいだな』と思えてちょっと嬉しかったのを思い出した。
・・・懐かしいな。
オムライスはまこちゃんの大好物。
「うまい!」と言って喜んで頬張ってくれるまこちゃんの姿を思い浮かべてまたふふ、と笑ってしまった。
久しぶりの道を歩いた。
スキップするような気分で。
寒くてかじかんだ手のひらの中には合鍵。
まるで魔法のアイテムみたい。
合鍵を持っている所がとても熱く感じた。
まこちゃんの魔法、とか?
「何にやけてんだよ」
急に聞こえた聞こえてくるはずのない声にドキリとした。
『まこちゃん、何で!?』
だって、今はまだバイトの時間だよ・・・?