イケメン×イケメン〜99%恋に落ちる
私は三浦阿南になっていなかったんだ。




でも、三浦家で過ごした12年間の日々。




なかった事なんかに出来ない。




泣き虫だった私はいつも虐められた。




そんな私を必死に守ってくれた4人の兄たち。




特に祐介の存在は大きい。



小学校の参観も運動会も祐介が来てくれた。




みんなに凄く羨ましがられた。




祐介は私の自慢の兄。




親父は仕事が忙しくて、学校行事には中々来てくれなかった。




たけど、学校の入学式、卒業式には必ず出席してくれた。




中学の卒業式には家族みんなが来て、




周りに騒がれ恥ずかしかった。




でもね、私凄く嬉しかったんだ。







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