-LOVE is CRYOUT-

―――

―――――


「ありがとう、陸家まで送ってくれて」


今私達は私の家の前にいる。


「あぁ」


「ねぇ陸、今日どうしたの?」



「いや、なんでもない。ごめんな?」



「うんうん」


ほんとはすごく気になる。



だけどそれを聞くのが
なんだかとても怖い。



「じゃあな」

「バイバイ....」





小さくなっていく
彼の背中はなんだか
とても寂しかった。
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