-LOVE is CRYOUT-




-昼休み-

「彩乃!?」


彩乃が走り去った後俺は彩乃を追いかける事は出来なかった。『今は追いかけたら駄目だ』そう思った。


「春....」

「何?陸」

そして俺は言った。
「あんまり俺に関わらないで?....」


そう言うと春の顔は一気に暗くなった....

「なんで....そんな事言うの?」

「俺、もう彼女いるから」

「彼女がいたらもう陸といちゃ駄目なの!?」


「彩乃を不安にさせたくない」


「......そんなのひどいょ....」


「え?」


俺が春の顔を覗き込むとなんと春は泣いていた。
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