幾千の夜を越え
左山の眼光が鋭い光を宿す。
「右近のケツの痣…
最初は何やよう解らんかったで…あの絵がなければ俺も気にもせえへんかったやろな」
「ちょっと待てよ!
痣が何だってんだよ?」
「それを確かめる為にさっきから見せえ言っとんじゃアホが!」
「最初からそう言や良いだろ!
紛らわしい…」
左山の肩を押しやり
身体を離し立ち上がった。
乱れた裾を直し
フロントのファスナーを下げて…
手が止まった。
正確には身体が固まった。
左山が開け放ったままの戸口には真っ赤に顔を染め興味津々で見る女子の姿…。
俺と視線を合わせたまま
息を飲む気配を感じる。
その様子に左山も徐に振り返り
ゆっくり近付くと戸口を閉め。
「ほな…脱ぎいや」
事も無げに告げた。
「ふっ…ふざけんな!
絶対に変な目で見られてるぞ!」
憤る俺を後目に
「ええやないけ?
誰に何を思われ様とホンマの右近を知っとって欲しいんは尊だけちゃうんか?」
飄々と言って退ける。
「お前…タフだな?」
「アホか…右近が言いおった
受け売りやで?」
俺の台詞だったのか…。
「まあ…気になんのなら覚醒して記憶操作せえや!
そういうんは右近の十八番や」
「右近のケツの痣…
最初は何やよう解らんかったで…あの絵がなければ俺も気にもせえへんかったやろな」
「ちょっと待てよ!
痣が何だってんだよ?」
「それを確かめる為にさっきから見せえ言っとんじゃアホが!」
「最初からそう言や良いだろ!
紛らわしい…」
左山の肩を押しやり
身体を離し立ち上がった。
乱れた裾を直し
フロントのファスナーを下げて…
手が止まった。
正確には身体が固まった。
左山が開け放ったままの戸口には真っ赤に顔を染め興味津々で見る女子の姿…。
俺と視線を合わせたまま
息を飲む気配を感じる。
その様子に左山も徐に振り返り
ゆっくり近付くと戸口を閉め。
「ほな…脱ぎいや」
事も無げに告げた。
「ふっ…ふざけんな!
絶対に変な目で見られてるぞ!」
憤る俺を後目に
「ええやないけ?
誰に何を思われ様とホンマの右近を知っとって欲しいんは尊だけちゃうんか?」
飄々と言って退ける。
「お前…タフだな?」
「アホか…右近が言いおった
受け売りやで?」
俺の台詞だったのか…。
「まあ…気になんのなら覚醒して記憶操作せえや!
そういうんは右近の十八番や」