三十路の夢と現実
会社を出た桜は、



「あー。やっと終わった。また、満員電車に乗って帰るのか。」



ため息をつきながら、駅に向かった。



何げなく辺りを見回す桜。


周りは、綺麗に髪の毛をセットして、



少し派手めのスーツを着て、歩いているお姉様や、



「この人、絶対私より老けてるけど、いったい何歳なんだろう?」



桜が心の中で呟きながら、お姉様を思わず見つめていると、



一人の男性が声をかけてきた。



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