キミガイタ120日
─みんなへ─
最後まで、わがままでごめんなさい。
みんなの顔見ながら死んでいくなんてツラすぎてできません。
でも伝えたいことはありすぎるので手紙だけ、書かせて下さい。
まず、お母さん、お父さん、そしてリカ。
あたしをいつも影で支えてくれてありがとう。
家族と居れる時間はすっごい安心できたし、幸せでした。
あたしの余命を告げた、あのときのお母さんの表情、今でも忘れられません。
本当にこの家に生まれて良かったです。
次にツバサ。
ツバサは、あたしの唯一信じれる友達でした。
あたし、本音とか話すのとか、苦手だったけど、ツバサになら、言いたいこと、なんだって言えた。
ツバサが居てくれて、何度も、何度も、色んな場面で助けられました。
シュウ。
シュウの気持ち、嬉しかったよ。
シュウはあたしが落ち込んだとき、悲しいとき、いつも励ましてくれました。
シュウの気持ちに答えられなくて、本当にごめんなさい。
でも、シュウと出会えて良かったです。
ヤス、タクヤ。
二人には、たくさんの場面で助けられました。
一緒に校内統一付き合ってくれてありがとう。
みんなが居てくれたから、あたしはそれを成し遂げることができました。