【完】『法律探偵事務所』事件file -密室の密室-




あれから、心を閉ざしてきたはずなのに…いつの間にか心を許していた。
だから…聞こえてしまった…。
また、あの悪夢が蘇るような気がした。






「雫?顔色悪いけど大丈夫?」



涼子の声で、我に返った。
そうだった…今は、事件を解決させなければいけない。





「うん、大丈夫。それで、此処の住人は、アナタですか?」




「はい…」



「雫の忠告のおかげで、助かったわ」



西園寺さんは、ありがとうと言った。




「で、何故首を吊られたんです?」











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