【完】『法律探偵事務所』事件file -密室の密室-




「これは、推測ですが…きっと、この加工方法か何かが新作で、他の人に知られては困るから、主語を入れなかったんだと思います。猫だから、落とす可能性もありましたし」





「もちろんそれもある。しかし…」



そう言って、西田さんは恥ずかしそうに頭を掻いた。
何だ?恥ずかしくないだろ?





「何だよ、なんか重要な部分がわかってない気がする。別に、猫に持たせる必要ないだろ」



「あ~確かに。名探偵さんは、どう思う?」



宏美さんは、彼女を名探偵と呼んだ。
彼女は、辺りを見渡しようやく自分のことだと気付いたようだ。












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