【完】『法律探偵事務所』事件file -密室の密室-




すると、パタパタと足音が此方へ近付いてきた。
私に近付く物好きは…1人だけいる。
先程言った、‘例外’が。









「おはよ、雫」




「おはよう」






私は、彼女をゆっくり見上げた。
クリクリとした瞳を此方へ向け、頬紅でほっぺがほんのり赤い。
彼女は、古田涼子。
クラス委員をやる活動的な子。
クラスのムードメーカー的な存在で、頼れるクラス委員って感じかな。
だから友達も、多い。
そんな彼女は、何故か孤立している私にも、笑顔で接してくれた。
いつの間にか、親友と言える存在になってた。













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