愛してるダーリン -2ed season-

【病院】
うちは、病院に着いて、由美ちゃんに搬送された病院を教え、救急の赤く光るランプの横のソファーにもたれる様にして、座っていた。

？『おい！絵里！！』

少し向こうの方から、何人かのうちを呼ぶ声がして、うちは、声が聞こえた方に顔を向けた。

そこには、翔ちゃん、たけちゃん、省くんが、居った。

翔『絵里、どうゆう事やねん？！
どないなってんねんな？！』

省『翔太！少し、落ち着けや！』

健『…真莉は？』

絵『…あそこ』

翔『…』

省『入って、どのくらいなん？』

絵『…40分くらい』

搬送されて、この扉の向こうに入ってから、40分。
特に先生やらの出入りが、ある訳でもなく、とても、静かに重い時間が流れていた。

ポン

ランプが、消えて、中から、先生が出てきた。

翔『先生！真莉は？』

先『真莉さんは、取り合えずは、安定しましたよ！
外傷は、階段から落ちたと聞いたんですが、右足首の捻挫と右手首の捻挫と何箇所かの打撲と擦り傷で、脳の損傷は、ありませんでしたよ！』

絵『でも、真莉、意識なかったんですよ？』

先『たぶん、落ちた時の衝撃となんらかのショックによる一時的な意識障害でしょう…。
あとは、本人が目覚めるのを待って下さい。ご家族の方は？』

翔『…はい、俺が兄です！』

先『そうですか…では、詳しいお話がありますので、よろしいですか？』

翔『はい』

その時、真莉が診察室を出きて、病室に連れて行かれる所やった。

『『真莉！』』

先『今は、まだ、意識がありませんので…それでは、お兄さん、宜しいですか？！』

省『翔太！行って来い！おまえが戻るまで、就いてるから、安心しろ！』

翔『おん…頼んだで！』

翔ちゃんは、先生と、うちら３人は、真莉の病室へと着いて行った。