愛してるダーリン -2ed season-
~Mari side~
うちが、目覚めた日。
午前中から、色んな検査をして、夕方頃、終わって、絵里と一緒に病室に戻ってきたら、Sky Blueのみんなが、勢ぞろいしててん。
みんなに心配かけた事を謝った。
みんな、優しく、励ましてくれてん。

でも、そんな中たけちゃんがひとり、元気がなかってん。
せやから、声掛けてん。

真『たけちゃん、どないかしたん?』

健『えっ!…なんもないで。
…ちょっと、疲れてるだけやから、心配せんで、大丈夫やで』

真『…おん』

そうは、言うても、たけちゃん、目が笑ってないねん。
ホンマにどないしたんやろ~か?!
そして、みんな、その日は、絵里を残して、帰っていった。

その帰る時もたけちゃんは、1度もうちの目を見てくれへんかった。
お見舞いに来てくれて、1度もたくちゃんは、うちと目を合わせへんかった。
なんや、色々考えてたら、朝になってもうて、一睡もせず過ぎてしもうた。
絵里も起きて、午前中に由美ちゃんも来てくれて、先生が検査結果を病室に教えに来てくれてん!

先『検査の結果、何の以上も見られませんでしたので、今日の午後には、退院して結構ですよ』

って、言われて、めっちゃ、3人で、喜んでん。
午後、退院、許可も出て、短かった入院生活に別れを告げ、先生からは、1週間は、安静にねって、言われてんけど…。
もう直ぐ、ライヴやから、安静は、ほんのちょっとだけ。

そして、由美ちゃんの運転で、自宅マンションに向った。
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