愛してるダーリン -2ed season-
【絵里家】
そして、絵里の家に着いた。
ピンポ~ン

絵『は~い』
ガチャ

翔『おう!』

絵『翔ちゃん、お疲れ。
真莉、うちの部屋に居るよ』

翔『…おん』

俺は、前もって、由美さんから、先生の話を聞いたように接してん。

翔『真莉~?ただいま』

真『…翔ちゃん、お帰りなさい!』

翔『おん…おまえ、めっちゃ、イメチェンしたな~!!』

真『フフ…ビックリ、した?』

翔『…おん』

真『似合う?』

翔『おん!めっちゃ、似合うてるで!!
おまえ、短いのも茶髪も似合うな~』

真『ホンマに?』

す『おん!ホンマやで!ただ若干…』

真『?』

翔『幼なった気すんぞ!
これじゃ~、絵里との年齢疑惑でんぞ!』

絵『翔ちゃん!
それ、冗談にならんから、言わんといて!!』

なんだか、あの電話以来、少しは、真莉も喋る様になったみたいやった。
それからも、色んな話して、由美さんの作ってくた、飯食って、また、色んな話ししてん。
真莉が、よう喋る様になったのを見計って、俺は、本題を切り出してん。

翔『な~、真莉?』

真『なん?』

翔『翔ちゃん、1つ聞きたい事、あんねんけど…ええか?』

真『おん…なに?』

翔『真莉…おまえの携帯は、どこにやったんや?』

真『!!』

翔『俺に教えてはくれんか…なぁ…お願いやから…』

真『…』

翔『…アカン、か?』

真『…』

翔『俺は、おまえの兄貴や!おまえの力になりたいんや!』

真『…』

翔『俺にとって大切で、大事な妹が、苦しんでるのをこのまま、見過ごせへんのや!
頼むから、おまえの力にならせてくれ』

真『翔ちゃん…翔ちゃん、頭を上げて』

翔『…真莉』

真『…携帯はうちの部屋。
鏡台の机の下の奥の方にある箱の中…』

翔太は、真莉を抱きしめた。

『『真莉!』』

翔『真莉…言うてくれて、ありがとな。
それ…俺が、見てええか?』

真『…おん』
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