愛してるダーリン -2ed season-

その部屋は、薄暗い感じの部屋にベッドが１台置いてあって、そこに真莉が眠っててん。
なんや、アロマの匂いがしてて、めっちゃ、居心地の良い空間やった。
俺たちは、真莉が眠るベッドの横に先生とは、反対側に３人並んで、座ってん。

すると、先生が、真莉に何かをしはじめてん。
俺には、よう分からへんのやけどな。
すると、先生が、真莉に質問を始めてん。
最初は、自分の名前やら家族構成やらホンマに基本的な事やねん。
せやけど、すべて、真莉は、目を瞑ったままで、淡々と話してくねん。
そして、１発目の確信につく質問を先生がしてん。
それは．．．

先『真莉さんは、○月×日、テレビ局で、お仕事をされてましたね？
その時、あなたは、階段から、落ちたはずです、なぜ、おちたのですか？』

この質問に真莉が、答えた言葉に、俺も絵里も由美さんも呆然としてしまってん。

“大島さんは、うちの名字を知っててん”
“そしたら、大島さんが…
「あんた…目障りなのよ」って、うちが聞き返したら…
「邪魔なのよね」って…
「…うっとしいから、消えてくれる」って言うて、胸を力いっぱい押されて、うちは、階段から落ちた”

俺は、真莉の話す一言一言を聞いて、メールの本文とこの事が、一致してん。
それから、更に先生は、携帯のメールについても質問してん。

先『真莉さんが、病院を退院して、お家に帰られて、お部屋で、自分の携帯電話をみましたね？
その時、どう思いましたか？』

第二の確信をつく質問にまた、ただ、俺らは、それの言葉を聞いててん。