愛してるダーリン -2ed season-

翔『…なぁ、真莉？』

真『ん？なに？』

翔『…引越し、しようか？』

真『えっ！』

翔『…引越ししようや！俺も着いてくるけど』

真『…おん。翔ちゃんは、ずーっと、一緒やねん』

翔『おん、一緒や！』

真『由美ちゃん！』

由『えっ？ど、どうしたの？！』

真『絵里！』

絵『！！』

真『うち、明日から、めっちゃ、仕事頑張るから、遅れた分、取り戻すから！
これからも、よろしくお願いします』

『『真莉！！』』

真莉と絵里は、抱き合ってん。
俺もその真莉の決意には、驚いたんやけど…。
仕事に燃えてる時は、色んな事、忘れられるからな。

それから、俺らは、絵里の家に一段帰り荷物を纏めてん。
その間に由美さんが、事務所やらに電話してんみたいやった。
それから、俺と真莉は、久しぶりに自宅のマンションに帰ってきてん。
真莉は、ツアーの最終確認やらの為に、遅れた分取り戻す為に明日から、ツアー１日目の北海道に行く事になってん。
マンションに着いて、まず、晴一ちゃんに引越しの話をしてみてん。

晴一ちゃんは、理由を知ってるのか、知らないのかは、分からへんのやけど、何かを察して、晴生ちゃんの兄の輝一さんが管理人をしてる、マンションを紹介してくれてん。
そのマンションは、こことあんまり変わらんらしいねん。
真莉は、由美ちゃんに連絡したら、事務所の手の空いてる人で、引越しをしてくれる事になってん。
俺も真莉もツアーに出てまうから、当分は、帰られへんしな。
せやから、引越しの日も知らんまま、引越しする事を決めてん。
そして、次の朝、俺は、大阪へ
真莉たちは、北海道へ
マンションを出る時に真莉が晴一ちゃんに何かを渡したみたいやった。
そういえば、未だに真莉は、携帯を持ちたくないらしく、あの携帯は、解約してしまってん。
せやから、連絡は、もっぱら、絵里へか由美さんにやねん。
そして、それぞれの仕事に出かけて行った。