愛してるダーリン -2ed season-
そんな気持ちを紛らわすかの様に、友達と良く行くクラブに俺は、珍しく、ひとりで、行ってん。
カウンターで、ひとりで、むっちゃ飲みまくっててん、そないしたら、他のメンツと来た時も良く居った、モデルの子が、俺に近づいて来てん。

モ『健人く~ん☆今日は、ひとりなの?』

健『…そやで…なに?』

モ『そうなんだ~☆
私もひとりなんだ☆…一緒に飲んでも良い?』

健『おん…ええで』

俺は、飲み過ぎているせいか、なんや、分からへんけど…。
普段、誘われても、OKせんのにこの時は、してもうた。
こういう女が1番、嫌いやなのに…。

モ『なんか、物凄い、酔ってる~?』

健『…酔おてへん』

モ『そう?だったら、もっと、飲もうよ~☆』

その後もむちゃくちゃ飲みまくって、俺は、気付いた時は、もう次の日の朝で、しかも、ベッドの中やった。
隣には、知らん女が、裸で…。
俺も裸やった。
しかも、ここ、どこや?
俺は、昨日の記憶は、一切なく、分かるのは、俺はこの名前も知らん女を、抱いた事だけやった。
それからの俺は、なんの見境もなく、色んな女を抱いて、自分の気持ちを紛らわそうとした。

せやけど、抱いても、抱いても、頭の中に出てくるのは、真莉の事で、抱けば、抱くほど俺は、追い詰められていくようやった。
気持ちもどんどん、荒んでいった。
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