愛してるダーリン -2ed season-

season10

～Shota side～
昨日は、色々な事を知った。
まだ、肝心な“真実”が、解らへんねん。
せやから、健人に聞かなアカンのやけれども…。
どう、切り出してええもんか。

そんな事を考えていたら、俺らのリハの番になってん。
今日は、番組収録で、ホールに居るんやけど…。
俺ら、Sky Blueの曲２曲と今日は、健人のソロ曲を１曲やるらしいねん。
リハが始まるんで、俺たちは、まだ、お客さんの入っとらん、ステージへと向った。

ス『では、今日は、Sky Blueさんには、新曲とカップリング曲２曲と、今回は、神崎くんのソロ曲の計３曲で、お願いします！
では、まず、Sky Blueさんの曲２曲から、先で、チェンジして、神崎くんのソロ曲の順で、お願いします！』

俺たちは、まず、新曲を本番で着る衣装で、本番通りに歌い、次にカップリングの曲を同じく本番さながらに衣装を着て、歌った。

次は、健人の番になり、健人も慶太もマルも拓斗も衣装に着替えて、セットもチェンジされて、本番と同じ様に生演奏で、演奏を始めてん。
健人も結構、ホンイキの声で、歌っててんけど、急にサビが終わり、２番のＡメロの所にきたところで

慶『健人？どないした？』

丸『たけちゃん！どないしてん！』

演奏が、止まり、みんなが、健人の所に集まってきてん、そないしたら、健人は、大粒の涙を流して、歌えんくなっとった。

省『おい！健人？大丈夫か？！』

健『…すんません』

拓『たけちゃん、もしかして…』

横『なんや、大倉？』

健『…ごめんなさい』

拓『この曲…たけちゃんが真莉の事、思って書いた曲やねん』

翔『…健人』

健『ホンマ…ごめんなさい』

省吾が、スタッフさんに話して、リハは、終わりにしてもろうた。