俺様ヤンキーと秘密の1週間☆
「俺、コイツが何て言ってんのかわかんねーんだよな~」
蒼空兄が明那の頬をつつきながら言った。
「えぇ?わかんないの?」
私が言うと、蒼空兄は悪いかよ、と恥ずかしそうに言った。
「蒼空、多分『明梨お姉ちゃん、抱っこ♪』だと思うよ」
碧兄は明那の頭を撫でながら言った。
さすが碧兄、蒼空兄とは大違い。
「へえ、そうなんだ。すげえな碧兄」
感心したように、蒼空兄が言った。
「蒼空も、そのうち分かるようになるさ」
横から現れた晴羅ちゃんが言った。
「晴羅ちゃん!来てたの!?」