きらきら
 
 
 
 
 
 
 
 
―――――――――――
―――――――……
 
 
 
 
…ん
 
ここはどこ……??
 
 
 
ツンと鼻にくる薬品のにおいがした。
 
 
 
 
「気が付いた?」
 
 
 
目を開けると、白い天井に女の人の顔がぼんやり見えてきた。
 
 
 
 
「ここは……?」
 
 
「保健室よ。」
 
 
その女の人はニッコリと笑って言った。
 
 
 
 
ようやく目が冴えてくると、女の人が保健の先生だとわかった。
 
 
 
 
あれ?
私確か本の整理してバランス崩して倒れてそれで……
 
 
 
 
んッ?!
 
 
 
 
その後どうしたんだっけ?!
 
 
まったく覚えてないし。
 
 
 
 
 
「あ、あの先生これはどういう…?」
 
 
「あ…そうだったわね。なんでここにいるかって?
あなたが倒れた後、霧島君がここまで連れてきてくれたのよ。丁度さっきまでいてくれたのよ?
 
今度会ったらお礼でも言っとくと良いよ。」
 
とまたニッコリ先生は笑った。
 
 
 
あー!
霧島君がねっ
 
わざわざ運んでくれ…
 
って、
 
 
 
 
はあぁあ?!
 
 
 
 
 
なんで霧島君なの??!
 
 
 
 
 
 
< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop