きらきら
 
 
 
「いいって!あ、これついでに買って来たんだけど飲む?」
 
 
「え…?」
 
 
 
霧島君の手には、紙パックのミルクティーがあった。
 
「そ、そんな悪いですよっ!」
 
助けてもらったのに、ミルクティーまでもらうことなんていくら食意地の張った私でもできない!
 
 
 
「遠慮するなって!柴崎さんこれ好きだろ?」
 
 
 
……え??
 
 
どうして私の名前知ってるの?
 
 
 
てか、なんでミルクティー好きなことも知ってるの?!
 
 
 
私がきょとんとしていると
 
 
 
「あ゙ー…」
 
 
 
いきなりそう霧島君は顔を片手で隠しながら唸ると、その場に崩れた。
 
 
 
……?
 
 
 
ますますわけがわからないっ!
 
 
 
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