Sweet☆プリンセス
花火の明かりで微かに見えるまおが、妙に。
――― 大人びて見える。
浴衣…… だからなのか?
ダメだな、俺。
花火なんかよりもまおが気になってしょうがねーよ。
……… 少しくらい、いいよな?
空いている左手を。
そっと、まおの右手に重ねた。
「――― !!」
「花火見とけよ」
まおに逃げられそうになったが、急いで右手を握った。
まおの手は、本当に温かい。
まおの心が温かいからかもな。
それに、まおの優しい性格は誰からも好かれるタイプ。
その優しさが手を通じて、ゆっくり俺に伝わってくる。
まおといる俺は、どんな時よりも温かい人間になれているような気がするんだ。
だからさっ、まお。
――― ずっと、そばにいてくれないか?
今は『幼なじみ』でいい。
いつか、まおを守れるような男になったら。
――― 彼女になってください……
――― 大人びて見える。
浴衣…… だからなのか?
ダメだな、俺。
花火なんかよりもまおが気になってしょうがねーよ。
……… 少しくらい、いいよな?
空いている左手を。
そっと、まおの右手に重ねた。
「――― !!」
「花火見とけよ」
まおに逃げられそうになったが、急いで右手を握った。
まおの手は、本当に温かい。
まおの心が温かいからかもな。
それに、まおの優しい性格は誰からも好かれるタイプ。
その優しさが手を通じて、ゆっくり俺に伝わってくる。
まおといる俺は、どんな時よりも温かい人間になれているような気がするんだ。
だからさっ、まお。
――― ずっと、そばにいてくれないか?
今は『幼なじみ』でいい。
いつか、まおを守れるような男になったら。
――― 彼女になってください……