Sweet☆プリンセス
そうめんを食い終わったら先にまおを部屋に行かせた。


テーブルの上を片付けていたら不意に、肩に重みが……。


「樹、まおちゃんと二人っきりでも“襲うな”」


「順番は守りなさい」


……… アホだ。 俺の両親は絶対、アホだ。

アホを通り越して、もうバカなのかもしれない。


俺がまおと二人っきりだからって襲うわけがない。
もしそんな事してまおに怖がられでもしたら…… 生きていけねーよ。

息すら出来ない。


「まおちゃんは大事な女の子なんだからねっ」


俺はあなた方の一応、息子なんですけど。 友達の娘の方が大事ってわけかよ。


俺にとってもまおは大事だ。

守ってやりたくなるんだよな…… 何かと。


守られるって事を本人は嫌っているみたいだけど。


「告白はこれから二人っきりの時がチャンスだ!」


コノヤロー。 他人事だからって楽しみやがって。

告白だろ…… 告白。


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