Sweet☆プリンセス
「樹、ドンマイ」


「うるせーよ、クソジジイ」


ニヤっとおもしろそうに笑い、トンッと肩に手を置いてきたのは、俺の父親。


どーせ、俺の両親は俺の気持ちに気付いているよ。

だからって、俺で遊ぶな!

母さんだって、まおの頭を優しく撫でながらチラチラ俺の方に目を向けてくるし。


“樹のまおちゃんを取っちゃった”


見たいな感じて向けてきて……。 あー、マジムカつく。


「着替えてくるしッ」


誰がこんな両親の近くにいるかよ。


まおがいても、おもしろくもない。

あのウルサイ両親が居なければ最高なんだけどな。


パタンっと部屋のドアを閉めた。


「はぁー」


どうして今日、急に遊びに来たんだよ。


普段なら緊急意外は連絡がくるのに……。 どーして、今回に限って連絡が無いんだ?


もうこんな事考えたってムダか。


ジャージだったらまずいよな……。

着替えてまおのとこに行くか。


あっ、一応髪型整えて、部屋も整理しとこ。

まおが来るかもしれないし……。


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