Sweet☆プリンセス
冷たいお茶ね…… それ位は見れば分かる。


でもどうして俺になんだ?



「暑い中待たせたかなーって思ったから」


「ああ、そういう事か」


お詫びって事だな。


今日も暑いからな。
ノドも渇いていたし……


「サンキュッ」


嬉しく貰っておこう。


ゴクッゴクッと冷たいお茶が身体中に染み渡る。
なんだか少し体温が下がった気分だ。


ガサガサと袋を漁り出した。
今度は何を探しているんだ?


「はい、これもあげる」


お茶を持っていない手首を持ち上げて、手のひらにグミを数個出した。


「これね、美味しいんだよ!」


「ふーん」


新しいお菓子か?
どっちにしてもまおの好きそうなお菓子っつーのは確かだな。






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