支配者
「まずひとぉり」

二人目は警棒を取り出して、振り下ろしてきた。

軽く横にそれてかわし、その腕を掴み、横に振り投げた。

「そぉれ♪」

「うわあっ」

そのまま二人目は、木に顔から突っ込んで動かなくなった。

三人目はわたしから行った。

近くにいた三人目に走りより、地面を蹴って顎に跳び蹴りをくらわした。

「ふぐっ」

そして空中で体勢を変え、こめかみに横蹴りをくらわせた。

「がっ!」

三人目は横に吹っ飛び、動かなくなる。

四人目と五人目は互いに目線で合図し、わたしに同時に襲い掛かってきた。
< 30 / 52 >

この作品をシェア

pagetop