支配者
「―なるほど。1番早い解決方法だ」

彼はすぐに納得した。

頭の良い人だ。さすが成績順位トップキープ者。

「えっと…。キミのこと、ルナって呼んでもいい?」

「構わないわよ? みんなそう呼んでるし」

「ありがとう。僕のことはアオイって名前を呼び捨てで良いよ」

いつも彼のことは委員長と呼んでいた。

クラスメートもそう呼ぶから。

「そう? 何だか親しくなった気がして嬉しいわ」

「うん、僕もだよ。ルナのこと、気に入った」

その後、他愛の無い話をして、帰り道を歩いた。

そして分かれ道。
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