ローソ
雄その言葉を言い終えたと同時に光に殴りかかった。

「どんなに強くなろうとも、蟻は蟻のまんまだろーが!」

ガツン!ガツン!

雄は何度も何度もジャブ、ストレート、ジャブ、ストレートと殴り続けた。それでも、光は倒れないでいた。
そして光は、15、6発目でやっと避けられた。でも、その時には顔がボロボロで・・・
光も反撃にかかった。


その中で真紀子はあることに気がついた。

「うちらも戦わなきゃ・・・」

「は?どーしたんだよ?真紀子?そりゃ、助けなきゃいけねーかもしんねーけど?あん中、どーはいってどー戦えばいいんだよ?」

いぶきが情けなさそうにそう言う。
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