ローソ
「ククク・・本当にめでてーやつらだ・・・もう女とかどーとか性別はかんけぇねぇ・・・俺はプライドが高いもんでね、女に殴られちゃ「猿も木から落ちる・・・」

雄の長話に真紀子が少し大きめの声でそう言う。

「は?」

「そんなことわざ・・・しってる?」

真紀子がニヤリと笑った。

「しらねーなぁ・・・バカだし」

「その道にすぐれた者でも、時には失敗することがあんのよーひゃーはっはっは!」

真紀子がついに壊れた・・・それと同時にポケットから銃らしき物をとりだし、弾を雄の方へ放った。

「きゃあ!」

ドンッと言う大きな音と同時に真紀子は弾の勢いで後ろにつまずいた。

「・・・は?」
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