ローソ
地獄の試練始まり
PM2.50

クラスの全員が大谷公園に集まった。

「でー岡ちゃん~ドーすればいいのー?」

孝介が郁也の顔を覗きこみながら言う。郁也は一歩退って

「し、知るかよ・・んなもん」

と言い、そっぽを向く。

「えー来た意味ないよー郁也ー」

健が腕をブンブン振り回しながら言う。

「だから、遊んでればいいんじゃないの?」

腕を組みながらため息まじりに言う。

「あ、そっかー!!真紀子天才!」

と、孝介がいった後、郁也が指をぽきぽきならしはじめた。

「え・・・岡ちゃんまさか・・・」

「そのまさか!」

と言ってみんなの輪に入っていく。

「しゃー!バスケやんぞー!誰かバスケットボール持ってきてる人いねーの!?」

そう言ってはしゃぎ出す。

「俺!持ってきてる!」

数分経って翔が笑顔でそう言った。それに反応し郁也が翔の方に向いた時-いきなり30人全員が大谷公園から姿をけしたのだ。

近くにいた幼稚園くらいの女の子はいきなり消えた事に驚き、泣き出してしまった。
< 4 / 52 >

この作品をシェア

pagetop