ローソ
地獄の試練レベル4
~~♪♪
「やっときた!」
郁也は大きな声を出しながら携帯を開いた。
私はそれに反応しなかった。結果が怖くて・・
郁也は悲しそうな顔で携帯からみんなに視線を移した。
「どうしたの?」
孝介が右眉をあげてそういった。
「・・・あの・・さ?」
なに?光たち・・もしかして・・
「暗証番号いくつだっけ!?」
笑いながらそう言う郁也を呆れながらみんなは見た。
「950535」
私はポツリとつぶやいた。
「あそっかぁーー!!さんきゅーさんきゅー川田!」
郁也は私の背中をドスドス叩く。
「は!!」
キックボクシングを習っている私は、お得意の右ハイキックを郁也に喰らわした。
「あんたには任せられないね」