水色の運命
それから三日後…


ユウキは近所の居酒屋にいた。

四人掛けのテーブルへ通されて

「ご注文は?」

と店員に訪ねられた。


「もう一人来るので
それからでいいです」

愛想笑いを作ったユウキ。



週末で店内は込み合っている。


会社帰りらしき人たちのテーブル。


女の子同士のテーブル。

こんな風に人を観察しているのも悪くないな。


そんな事を考えていると

「悪い!待たせた?」

と声がした。


「俺も今来た。
とりあえずケンも座れよ」


ユウキに言われ
ケンはユウキと向かい合わせにコシをかけた。
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