水色の運命
クミと別れ
ノンはユウキの元へ急いだ。



駅前で待ち合わせをし
二人で居酒屋へ入る。


ユウキがあの話を知っているのか
ノンは気になっていた。

アイを助けるために
協力してくれるのは
ユウキしかいない。



「あのさ…」

クミ同様
ノンも言いにくそうに
ユウキに話を切り出す。

「どうした?」

ノンの不安そうな顔に
いつも以上に優しい笑顔を見せるユウキ。


「アツシの話なんだけど…」

"アツシ"と聞くなり
ユウキの表情に変化がみえる。



"確実に知っている"

ノンは確信を持った。


それでもユウキは

「アツシが何?」

そう
とぼけている。


「知ってるんでしょ?」

とぼけるユウキに
ノンはイライラをみせた。
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