水色の運命
「借金抱えてる時は
アイツと会いたくないんだよ」

ノンに急かされ
素直に答えるユウキ。


「アンタ達って本当に
友達なの?」

「一応、友達だよ」

サラッと言うユウキに
ノンは呆れる事しかできない。


「前に
"ノンの事は助けてやる"って言ってくれたよね?」

「多分言った」


"多分"て言葉に突っ込みたいが
ノンはグッとこらえる。

「アタシはアイを助けたい。
ユウキに協力してほしいのに助けてくれないの?」


痛いところをつかれて
ユウキは黙りこんだ。
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