水色の運命
「友達と遊ぶだけで
いちいち許可をもらうなんて俺くらいだよ」


その言葉にノンは
うつむいてしまった。


数秒のちんもくの後
ノンは冷たい目で拓人をにらみつけた。


「じゃあ行けばいいじゃん!
どうぞご自由に!」

ノンの開き直ったような態度に
拓人は余計にイライラした。


「お前って本当にムカつくな」

ケンカをしたいわけじゃないのに
出てしまう言葉。


「ムカつくなら帰る!」

ノンは立ち上がった。


でも拓人はノンではなくテレビをみている。

そして言葉もない。
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