水色の運命
女は昔から水崎を知っていても
水崎は女のことを知らない。


全くの初対面だ。


そんな初対面の女と付き合うのはムリでも
友達になるくらいはいいかもしれない
と考えた。


水崎は自分の連絡先を教えて
女の名前と連絡先をきいた。


歳は一歳下。

名前は
"沙耶"

水崎の記憶の中には
いない人間だ。
< 70 / 94 >

この作品をシェア

pagetop