alter ego~君と僕~
僕の隣に
弾ける様な音が響く。



「最低!アンタなんか、大っ嫌い!死ね!馬鹿!」



そう言って、優姫は走り去った。






頬に手を当てる。





痛い…。

女の子の平手打ちって、威力有るんだな。





痛むのは、頬だけだった。





僕がいけないのかな。





『どうしても、君を好きになれなかった』

なんて言ったら、マズかったのかな。





『私の事を好きじゃなくてもいいから、付き合って』


って言ったのは、優姫の方なのにな。


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