alter ego~君と僕~
LuchsーNevel。



「本当に来るとはな…」



いいの。食事もするから。



「食事『を』だろう」



扉を開ける。



「いらっしゃっ…」



そこまで言って、凜は固まった。



「こんにちは。凜さん」



凜はぎこちなく微笑んだ。



「…凜さん…?」

「あ、あはは…」



…凜さん、どうしたんだろう?



「きっと凜さんは、前に会った時の事を気にしているのだろう」



僕、何かしたっけ?



「いや、ボクがね」



…メイル、何したの?



「愛の告白さ」


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