alter ego~君と僕~
「優姫。まずは、ごめん。

わたしは同性愛に抵抗は無いけど、同性愛者じゃないと思う。優姫の気持ちを理解してはいなかった」

「…だよね…」

「でも、…あの、優姫が嫌なら、話は別なんだけど…」

「…なに?」





「…話そう…。いっぱい」





優姫は目を見開いた。



「…はる…はる…」

「遥日って呼んで。優姫」

「え…?」



頬をかく。



「そのあだ名、あんまり気に入ってないんだ」



一拍して、同時に小さく吹き出す。



「…判った。よろしく、遥日っちゃん」

「よろしく、優姫」



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