alter ego~君と僕~
昼休み。

教室。



「ねぇねぇ。夏休みになったらさ、皆でお祭りに行こうよ!」

「おぅ。賛成」

「オレも」

「あたしも。…あ、遥日っちゃん。女子は浴衣で、OK?」

「…わたしの浴衣、小さい頃のしか無いや…」



優姫は手を合わせた。



「じゃ、あたしが貸すよ。丁度、遥日っちゃんに似合いそうなやつが有るから」

「ホント!?

ありがとう、優姫!」

「いいって。それより、喜べよ、野郎共?」

「おぅ」

「へへぇ~」



航と統司は頭を下げた。



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