alter ego~君と僕~
航は鼻を鳴らした。
「いつも遅刻ギリギリのくせに、今日は早えぇんだな」
優姫はにたり、と笑った。
「あたしだってぇ、たまにはぁ、早く来るよぉ」
「遥日。優姫の目を見てみな」
あ。すごく充血してる。
「何時起きだかな、このくそアマは?」
…くそアマとか、言わないで…。
「航くん、頭、洗お?」
「おう」
「七海くぅ~ん。洗いすぎで遅刻しない様にねぇ~?」
「ふん。お宮の中の優しい姫が、聞いて呆れるな。なぁ、遥日?」
僕は応えなかった。
「いつも遅刻ギリギリのくせに、今日は早えぇんだな」
優姫はにたり、と笑った。
「あたしだってぇ、たまにはぁ、早く来るよぉ」
「遥日。優姫の目を見てみな」
あ。すごく充血してる。
「何時起きだかな、このくそアマは?」
…くそアマとか、言わないで…。
「航くん、頭、洗お?」
「おう」
「七海くぅ~ん。洗いすぎで遅刻しない様にねぇ~?」
「ふん。お宮の中の優しい姫が、聞いて呆れるな。なぁ、遥日?」
僕は応えなかった。