alter ego~君と僕~
僕が気付くと、航くんが倒れていた。



「…おはよう。遥日」



メ…イル…?



「航に跳び蹴りをして、椅子で脇腹を突いた」



手を見る。



航くんに跳び蹴りして、脇腹を突いた…?



「そうだ」



なんで!



「遥日が止めろと言った」



だからって、こんな…。



「…航は、ボクの言葉を聞かなかった」





…メイルなんか大っ嫌い!





「…そうか…」





僕は泣き崩れていた。


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