alter ego~君と僕~
「なぁ、はるはる…」



統司…くん…。



「はるはるさ、さっき、別人みたいだった…」



…だって、別人だもん。



「自分が何したか、覚えてる?」



首を横に振る。



「…そっか」



頭を撫でられる。



「オレも航も、はるはるの味方だからね…」



統司くん…。



扉が開く。



初老の男性が一人。



「1-Bの春日遥日さんだね」

「…はい」

「私は理事長の守屋聡人です。

…少し、話を聞かせてもらえるかな?」

「…はい」


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