alter ego~君と僕~
「七海航・中宮優姫及び春日遥日の処分は、後程決定される。以上だよ。今日はもう帰宅していい。下がりなさい」

「失礼しました」

「…っした!」



遥日と統司は理事長室を出た。





遥日。身体を返す。



「うん…」





胸ぐらを強く引かれる様な感覚の後、僕は身体を返された。




「…なぁ、はるはる…」

「何?」



統司は俯いている。



「はるはるさ、なんか…今日、時々別人みたいだったな…」

「そ、そう…」

「まぁ、あれはボクだしな」

「はるはる…」

「…何…?」

「航が居ないから聞くんだけどさ…」

「うん…」





「…はるはるって、多重人格?」


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