alter ego~君と僕~
「僕が…?」

「はい。犯人は、…貴方の父親です」

「お父さん…?」





理解が追いつかない。





お父さんが…僕を…?





遥日の記憶の中の父親はいつも、穏やかな微笑みを浮かべていた。





…あれ…。





他は…?





それ以外…、お父さんの事、思い出せない…。





…ぁっ…!





頭が…、痛い…!





「…遥日。…大丈夫か?」



メイル…。



「やはりまだ、早かったか…」





歯を食いしばる。





「…お母さん。…続きを…聞かせて…」



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