alter ego~君と僕~
事件…。



「遥日。覚悟をしろ」



解ってるよ。



姿勢を正す。





「日曜日の事です。その日は、航くんが昼前から遊びに来る予定でした。

私は、冷蔵庫の中の食材が足りない事を思い出し、遥日さんと遥昇さんを残し、鍵を掛けずに出掛けました」

「遥日。不用心だと思わないか?」



まあね。



温陽は俯き、唇を噛んだ。





「…私が戻ると、気を失った航くんが倒れていました」

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