僕の愛心

信じたくはなかった。


「ご主人様は…気づいておられなかったのですか?」


多分、気づいてた



「気にはならなかったのですか?私の外見が全く変わらないこと」


気にしてた。ずっと。君を見てたから




「私、年をとらないし、愛も知らないんです。だって」




信じたくはなかった。




「私、ロボットだから」





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