【企画】落下した青で窒息死


*****




三ヶ月。


会えていなかった。




最初の一ヶ月。


私からまめに連絡を入れて、会えそうな日はないか尋ねたけれど、

案の定ほとんど返事は来なかった。




次の一ヶ月。


彼はとても大きな仕事に入っているのだと風の噂で聞いた。


会いたいとは言えなくなって、メールの内容は体の心配だけになった。




そして、この一ヶ月。


メールをすることさえ重荷になりそうで、何もできなかった。




ただただ過ぎていく、彼のいない毎日。


彼は、仕事なんだから。


私は、もう大人なんだから。


そう言い聞かせては、寂しさにうずくまってしまいそうな自分の背を正した。


それに、特別な日が迫っていた。


きっと私の生まれた日くらいは、なんとかして一緒にいてくれるんじゃないか。


今までも、なんだかんだいってプレゼントをくれていた彼だ。


きっと今年も。


そんな期待だけを頼りに、彼が頑張っているのだから、と私も仕事に打ちこんだ。

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