【企画】落下した青で窒息死
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三ヶ月。
会えていなかった。
最初の一ヶ月。
私からまめに連絡を入れて、会えそうな日はないか尋ねたけれど、
案の定ほとんど返事は来なかった。
次の一ヶ月。
彼はとても大きな仕事に入っているのだと風の噂で聞いた。
会いたいとは言えなくなって、メールの内容は体の心配だけになった。
そして、この一ヶ月。
メールをすることさえ重荷になりそうで、何もできなかった。
ただただ過ぎていく、彼のいない毎日。
彼は、仕事なんだから。
私は、もう大人なんだから。
そう言い聞かせては、寂しさにうずくまってしまいそうな自分の背を正した。
それに、特別な日が迫っていた。
きっと私の生まれた日くらいは、なんとかして一緒にいてくれるんじゃないか。
今までも、なんだかんだいってプレゼントをくれていた彼だ。
きっと今年も。
そんな期待だけを頼りに、彼が頑張っているのだから、と私も仕事に打ちこんだ。