【唯我独尊カレシ。】俺様*オマエ*まるかじりッ
興味本位で近付いてきたのか何なのか知らないが、
きっと私に呆れたか、興味を失ったかしたのだろう。
今朝の出来事は、その引き金となったのか、決定打となったのか。
何とも勝手な、と憤るよりも、愚図愚図と考えてしまってる自分がイヤだ。
私、こんなだったっけ……?
ユキトさんを見るだけで幸せだった私は、
少なくとも、こんなにうじうじしてなかった気がする。
失恋が私を変えたのだとは思えなかった。
あの恋は、初めから実らないと諦めてた恋だから、うじうじ考える暇なんてなかったのかもしれない。
ユキトさんを比較に出したからといって、秋月会長に恋をしてるわけじゃない、もちろん。
断固違う。
なのにこんなにも秋月会長のことを考えてしまうのは──
怖いからだ。
きっと。
秋月会長にまで、無関心に思われるのが──