【唯我独尊カレシ。】俺様*オマエ*まるかじりッ
「いつまでそうしている気だ」
それが『早く乗れ』という意味だとはわかってたけど、いつまでユキトさんのことを引きずっている気だと言われたような気がして、心へ鋭く刺さった。
叱責のような言葉に、私はぐうの音も出ない。
──まだ2日だもの。
言い訳じみた言葉。
でもこの痛みがいつか消えるなんて、考えつかない。
一生このまま、ユキトさんへの想いを抱えて生きていくことになるんじゃないだろうか。
ユキトさん以上に好きなひとが、好きだと思えるひとが、私にできる日ははたして来るんだろうか。
学校でユキトさんを見かけたら、また想いが溢れそうな気がした。